金魚を飼いだして1年ぐらい経過した頃、うちの金魚の1匹が転覆するようになった。翌日には治ってたりするものの定期的に転覆し、本当に可哀想…と思ったことから、色々な手を試してみたので、記録として残しておきたいと思う。もちろん、人によって原因が違うかもしれないので、私の方法だけが正しいとは限りませんが、参考程度に。

金魚の飼育の状況について

与えている餌は、キョーリンの咲ひかり金魚色揚用 浮上を使っています。

で、金魚が水面でパクパク食べています。2匹いる金魚はどちらもメスの金魚で、そのうち片方だけが転覆病になりやすい状況です。

水槽は60cmのガラス水槽で背面とサイドはブラック、上部にライトを設置し、濾過装置はエーハイムの2213にサブフィルタをつけたものと、つけていないものを使っています。

エーハイムに入れている濾過剤は、パワーハウスMサイズを使っています。

対応策1 クロレラを与えてみる

チャームで、観賞魚用クロレラを購入してみました。理由としては転覆する理由は、便秘でありおなかにガスが溜まっていて、そのガスが軽いため、おなか側から転覆するのでは?と考えたためです。

ピンセットでクロレラの錠剤を掴み、金魚の口元に持って行くと、パクっと食べてしまうので、1日2回ほどクロレラを与えてみました。

クロレラを与えて翌日、緑に糞をしていることを確認、その糞は水に浮いてました。そういえば、この転覆する金魚の糞は、いつも空気がくっついていました。調べてみると消化不良だと書いてはあるものの、どうやっても消化不良は治りませんでした。クロレラを与えるとしっかりと糞をしますが、でもまた転覆してしまうため、いたちごっこです。ただおなかのガスを出してしまえば転覆は治るということは理解できました。

対応策2 エビを与えてみる

うちの金魚は結構な大きさになっておりまして、たまにミナミヌマエビを生きたまま与えていました。そうすると、翌日シャレにならんレベルで糞をして水を汚すのでやめていましたが…でも糞をかなりするということで、おなかのガスは流れ出るのではないかと考えました。

よって、私は60キロ先の郊外でエビを1000匹ほど確保しました。捕まえたエビが入ったバケツからゴミを綺麗に抜き取り、水道水を入れた後、金魚の餌用のフレークを与えて10時間ほど放置します。

そうしますと、エビが大量の糞をしますので、今度はエビをザルにあげて水をすべて抜き、ゴミをすべて取り除いた後、1000匹をすべて金魚の水槽に投入しました。

金魚はとにかく追いかけまくって、バクバク食べだしました。

翌日、金魚の糞とは思えない大量の糞が散乱していました…が、転覆は一切しなくなりました。ところがこの糞が水槽の水質をかなり汚染し、毎日糞だけを取り除き、水を足すということを繰り返すハメになりました。これでは…あまり解決になっていません。

エビを与えて気づいたのは、白の金魚が黄金色に変化しました。原因は不明です。

対応策3 水温をあげてみる

水温をあげると便秘が治りやすいということで、ヒーターを入れて様子をみたけれども、特に効果は見られず。転覆という状況においてはこれといった成果は見られませんでした。

対応策4 オーバーフロー水槽に変えてみる

ことの経緯は、水槽の水の汚れ、特に水面の汚れっていつ濾過層に入って行くのか?という疑問から産まれました。

その水面の汚れを金魚が食べることで、消化不良を起こす、結果転覆しているのでは?という仮説を建ててみました。90センチのオーバーフロー水槽を購入し、金魚を飼育したところ、転覆病が発生しなくなりました。

使っている濾過剤はエーハイムで使っていたものと同様で、狙いとしては水面から濾過層に落としていき、水面の汚れを全部カットしたいところでした。

餌を与える時は、オーバーフロー水槽のくみ上げの電源を切って餌を与え、食べ終わったらスイッチを入れるという流れにしています。

こうすることで、濾過層にゴミが落ちません。

また、オーバーフロー水槽で水換えをする際には、水槽からは1/3、濾過層の水はほとんどぬいて、水面の汚れをすべて捨てるよう心がけています。

結論

転覆病の原因は水面の汚れを食べた事による消化不良が引き起こしている可能性があることがわかりました。

また、転覆した際に、餌を与えないようにするなどの方法を見かけますが、転覆した際にはむしろガンガン食べれるようにして、糞をさせ、おなかからガスをとにかく抜くことがいい方法じゃないかなと感じました。

ちなみに、ココア浴を試したことがありますが、あまり効果が見られませんでした。効果としてはクロレラを与えるのとあまり大差がない気がします。

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