30代で職歴がなく、結果ずっと就職できないという話をテレビのニュースで見たのですが、実は私も同じ立場で、来週はご飯を食べられるのだろうか…という、来月どころか来週の人生すら見えていない人生を送っていた時のお話でも書いてみようかと思いました。

心配いらない。世の中のきちんと働いてる人も、そんなにすごい人間でもない

結論からいくと、いくら大手で働いている人だって、実は大半はそんなすごい人間でもなければ、普通に仕事して、終わったら帰りに一杯やってかえるという、実に単調な人たちなのです。

30代、職歴なしだったとしても…バイトから終わった後の行動次第では十分追いつくこともできますし、むしろ勝負にすら勝つこともできます。心配しなくても世間一般でしっかり働いている人たちも、働いてるのは就業時間だけ。終わった後に勉強したりなんてしていませんから、30代で職歴がない状態でも十分勝負することは可能です。

正直な話、私もなかなか悲惨すぎる生活をしてましたし、フリーター、職歴なし、30過ぎという、もうどうみても人生は積んだだろという人間でもちゃんと働けてますので、意外と何とかなります。がっつり、ノンフィクションで経験談を書いていきたいと思います。

大学卒業後、夢を目指してフリーター生活を10年近く実施

大学出て夢を追うのはかなり勇気がいりますが、将来なんとかなるだろうと自分に言い訳をして、フリーター生活を行うこと10年。

やっと夢を諦めようとなった時には、30代、職歴なしのフリーター、貧乏というなかなか悲惨な状況でした。

そしてこれまでやったバイトは。。。

・某接客業(店員にムカついて2ヶ月でやめる)
・何かアングラな仕事1(3ヶ月)
・何かアングラな仕事2(9ヶ月)
・某3代キャリア系列のテレアポ(2ヶ月で逃げる)
・何かアングラな仕事3(4ヶ月、社長とケンカしてやめる)
・何かアングラな仕事4(3ヶ月)
・ニート(1ヶ月、朝から飲んだくれる)
・何かアングラな仕事5(2ヶ月、職場BGMにオウムの修行の音楽を流すキチ○イぷりだったのでばっくれる)
・某企業のお問い合わせ対応(5年ぐらい?メール)※ここがアルバイト最後

はっきり言って、バイトの職歴すらどうしようもないレベルです。こんな人間を誰が雇うのでしょうか。。。
ニートと大差がないレベルの職歴(しかもバイト)です。

夢を諦めた後、30代で職歴がない以上、就職は無理だと思っていましたので、自分の手で金を集める手段を考えるようになりました。しかし、所持金は3000円ぐらいです。さて、どうしたものかと思って。。

就職は無理なので、ウェブで稼いで生きていくと決意する

夢は諦めたので、バイトが終われば時間がありますので、これまで夢に費やした時間をすべてウェブの作り方を覚える時間に打ち込むことにしました。

上記にもあったように、所持金は3000円です。ひとまず、ブックオフで中古で100円で売っていたhtml入門を購入しました。

パソコンに入ってるメモ帳だけで、ひとまずウェブページ自体は作ることができるので、ひたすらデザインはヘボいですが、ページを作ることにしました。そして、広告を貼って儲けようと考えました。

ちなみに、作ったのは手書きで書いた2ちゃんねるまとめ でした。

よく考えたらブログでやれよって思うのですが、ブログでやらなかったおかげで就職ができた…ので、結果としてブログじゃなくてよかったと思いました。ブログだと、スキルがつかなかったと思います。

食費を削って10000円を集める

とにかく貧乏だったのですが、サーバーにアップロードしないと広告を貼ったりできない…ということで、ギリギリまで自分のパソコン上でウェブページを作って、準備ができたらロリポップレンタルサーバーを契約しました。ドメイン代含め10000円で足りました。これで1年間は勉強できる環境ががっつりできました。

ちなみに、アクセスはほぼありませんでしたが。。。。。が、ちょっと悪巧みを思いついて、人をページに誘導する方法を考え付き、それを実践することにしました。
※どうにか現状をどうにかする、例として人を引っ張るには?みたいなことを考え続ける癖は、後々の就職へ有利つながる
※方法は今回は省略。

その方法を使うには、linuxを超初級レベルでいいので、使う必要があったので、パソコンにcygwinというものをインストールしました。

やっとかき集めたのは5000円/月

当時、moba8というサイトがあって、無料絵文字サイトに1人登録すると40円ぐらいもらえる広告を貼って、なんとかお金にしました…。

それにしても、広告は張りっぱなし。広告も期限があるので、期限が来ると取り外しをしないといけない。。。

自動でページが動くようにならないのか…と思って、また毎日調べ物をすると、PHPというプログラミングで何とかなることがわかって、例のごとくブックオフで、確か中古で500円で本を購入して、アクセスするごとに切り替わる的なものを覚えました。

ここで非エンジニアの私がPHPを選んだことが、後々就職に大きく有利に働くことになりました。
※PHPは簡単な割に汎用性もあり、後々非エンジニア職でめちゃくちゃ重宝されることになる。

2ちゃんねるまとめと人の呼び込み方法を使って30万/月になる

上に書いた人を呼び込む方法(検索以外)と、ある記事の書き方を使って、お金にする方法を考えました。

つまり、いかにその記事は信用なるか?ということを駆使したページを作成することにして、自動的に人を呼び集める方法を24時間繰り返し、放置したところ、月に30万近いお金を得ることに成功しました。

こうなると、今度は納税が発生してしまいます。そのお金を握りしめ、ひたすら今度は新品で技術書と新しいパソコン数台を買い集めて経費にすることにしました。

同じPHPの本でも、素人の私が読んでもいまいちわからないことが多かったので、同じレベルの本を別の著者の本を購入して、この部分はこの本から、この部分は〜と、詰まったら他の本を読むことにして、ちょっとずつ覚えていきました。

そこで、データベースの存在を知ることになります。Mysqlです。

これを使って、何か金になる方法は…と、素人レベルの技術が使えるという制約の中、とにかく頭を使いまくって方法を考えました。

貯金が100万ぐらいになったのですが、このお金を全額投入してある秘策を考えました。

サーバー料金を10万円/月を投入して、大きなサイトを作成する

ここでは、またこの手法はあえて話しませんが、ちょっとしたよろしくない手法を使った人集めを考えついたので、貯金がすべてなくなることを覚悟にお金を投入しました。

結果として、100万/月 ぐらいになり、1000万近く集まったので何とかなりましたが、さすがにこれには冷や汗が出ました。

ところで、頭を使って、中古の書籍で色々いじった時点で、データベース、PHP、htmlが素人レベルではあるものの、少しできるようになりました。この3つのスキルは、実は非エンジニア職では、使える人が少なく、しかも便利なので、周りから必要とされることが多くなります。

IT企業の非エンジニア系の職種だったら重宝されるのでは?と考えつく

ここにきて、あることに気づきました。

ひとまず、エンジニアには程遠いものだけど、ちょっとしたプログラムを書くことができて、
日常の事務的な作業とか、数値を出したりを自動で動かしたりできるようになりました。

そして、IT企業は全員がエンジニアというわけでもなく、企画などもあるわけで。
そうすると、もし私が企画者などに応募するとした場合、プログラムが多少かけて、便利な人間ですよってアピールすれば、もしかしたら採用されるのではないか?と考えるようになりました。

そして、とにかく手当り次第、企画系の職種に応募することにしました。

ここでのポイントは、バカ正直に履歴書や職務経歴書を書かないようにしました。

どうしても、これまでちゃんと働いてきた人に負けてしまうからです。

その人達に勝たないと採用されません。採用する側は、要するに買い物に来てるお客さんと同じなので、自分という商品をどういいものであるか?をアピールしないといけません。

学んだスキルの専門職だと負けるなら、そのスキルが使える非専門職で勝負する

そこで、私が次に考えた方法は、以下を記載することでした。

・これまで一人で企画から開発もやって、サービスを運用した経験があること
・収益をどう上げるのか?集客に関しても考えていること
・御社のサービスに参加して、○○をしてみたいと思っていること
・プログラム経験もあるので、システムも理解した企画者として貢献したいこと

ちなみに、誰でも知ってるレベルの某会社には、御社のサービス課題をこのように解決したいと、ある程度ざっくりした企画書も添えて送ってみたところ、すぐに電話がきて、会社にきてほしいと言われて面接にこぎつけました。

採用されましたけど、別の会社も採用をもらっていたので、そちらにいくことになりましたが。。

と、ここまでが30代、職歴なしの私が某有名企業へ就職するまでのプロセスです。

会社に入って、幹部クラスと話をする際に言わることは、「自分ならでは仕事を持てる人間がほしい」と「何か一芸を持ってる人間がほしい」ということでした。

今回、私は就職できないと考えていたので、ひたずら自分で生きる道を模索しまくりました。

結果、ある程度のプログラムや集客などを考える癖、企画する癖が身につきました。

その自発的に、自律的に何かしらの行動を取れる人間を実は企業側は欲しがっていたので、職歴なしの私が採用されることになりました。

当然、採用されたばかりの頃はスキル的な面でも圧倒的に負けており、将来への期待値として採用されています。

が、これまでバイト明けに勉強していた生活習慣が身についていたので、就職した後も会社が終われば自宅で調べ物をしたり、新しいウェブサイトを作ってみたり、プログラムを書いてみたりしていましたので、数年後には台頭に渡り合える状況にまでなり、給与も満足行く金額をもらえるようになりました。

結論:職歴がなければ、個人事業主としての職歴を作る

今回の私の事例は、職歴がなかったけども、個人でサービス運用を行って、自分で勝手に職歴もどきを作成し、その職歴もどきに興味を持たれて採用されることになりました。

自分で職歴もどきを作れる=自発的に動いて行動できる と判断され、企業としてもそういう性格の人間はとてもほしがりますので、会社勤務における職歴がなかった場合でも、採用されることもあります。

私も採用する側に回ることがありますので、自発的に何かにチャレンジしたかどうか?は大きくみていますので、もし30代で職歴がない場合でも、未来のためにいろんなことにチャレンジする癖をつけておくと、必ず何かしらの力になるのではないかと思い、私の就職までの内容をブログにアップしておきました。

おわり

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