全部の金魚ではないですが、一部の金魚が冬、つまり温度が下がると転覆気味になることがしばしばあります。ただ、重度の転覆ではないようで、水槽を軽く叩くと普通に泳ぎ出すので、気を抜くと転覆するようです。 これまで転覆病に対して行ったアプローチについて、色々書いてみます。

水槽用ヒーターをつけてみる

寒いので、ヒーターをつけてみると金魚の腸内環境が活性化するとか何とか言ってる人がいたので、ヒーターをつけてみました。

確かに水温は上がりましたが、これといって転覆に効果が見られませんでした。

ココア浴を行ってみる

ココア浴が聞くと聞いたので、ミルクとか何も入ってないあの純ココアを大さじ1杯ぐらいに対し、水2〜3リットルを使ってしばらくココア浴を行ってみました。

すると多少効果があった…あったんですけど、これココア浴の影響ではないような気がします。

仮にココアを入れずとも、普通に隔離したとしても改善が見られたような気がしなくもないです。

要は、水換えの時とかに隔離したりすると、やたら糞をするのですが、その糞が出れば転覆はある程度改善されるので、その影響なのではないか…と思って見ていました。

このココア浴、改善はするのですが、またすぐ転覆します。たいした意味もないような気がしています。

餌として冷凍エビを解凍したものを食べたいだけ食べさせる

これ、一番効果がありました。

とにかく食べたいだけ、ガンガン食べさせると、しばらくすると、大量の糞を出すことに成功しました。

その際、糞にガスが含まれていたのか、一部風船みたいになっていて、水に浮いていました。

人間である私も、空腹が続いた後に食事を取ると、ガスが溜まった状態でおなかがいたくなる人間なのですが、そういう時はたっぷり食べて、ガスを放出することで、すっきりするので、同じように金魚もがっつり食べさせることで、ガスが糞と一緒に抜けて行くのではないかなと感じています。

冷凍エビはドラゴンシュリンプとか言う、予想ではスジエビの冷凍物だと思うのですが、お湯につけて解凍した後、お湯を抜いて水を入れ、冷やしたエビをピンセットで金魚の口元に持って行き、食べさせました。

とにかく食べようとしたら、食べなくなるまでひたすら食べさせ、しばらく時間を置いたらまた食べさせるを繰り返すと、転覆が完全に治りました。

転覆病でお困りの方、ぜひ一度試してみてください。

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